みんなの囲碁での相手が13級ではなかなか勝てません。

つい先日棋譜を再現したように、本当に時々は勝てるのですが、たいていはわずかな差ながら負けてしまいます。

ですので、14級で対局してみてその違いを確認しようと思ったわけです。

弱くなった? スランプ?

最初は単なる研究のつもりだったのです。

ところがどうでしょう。

 

勝てないんですよ。14級を相手に!

 

もちろん私はまだまだど素人ですから、相手が14級でも勝てないこと自体は問題ではありません。

9路盤で相手が14級はたいてい勝てるようになりましたが(今は負けるかも?)13路盤では負けることも結構ありましたので、勝率だけなら変わっていないかもしれませんし、つまり上達していないだけとも言えます。

 

でも、負け方がおかしいんですよ。

 

なんか以前と手応えが違うのです。

策士策に溺れる

そこで、原因をいろいろと考えてみたのですが、一番の原因はこれだと思えます。

「策士策に溺れる」なんて言うとかっこよさげですが(かっこよくはないですね。笑)、要するに、詰碁や手筋の勉強をして多少は石の取り方が上手くなり、知識も増えたため、「スマートに石を取ろう」とか「綺麗に打とう」などと身の丈に合わない打ち方をしてしまっているためです。

 

ど素人が背伸びして逆に弱くなった

 

ということですね。

実際に上の画像でも多くの石を取っていますし、一見すると四隅すべての陣地を取ったようにも見えますが、右上は石を取った直後に急所への白の一手で死にました。流石14級。

勉強のための勉強になっていた

他にも原因と言いますか、反省点はいろいろあります。

その1つが先の原因にも似ていますが、詰碁や手筋の勉強が実戦で強くなるための勉強ではなく、知識を増やすための勉強になってしまっていたということです。

 

せっかく学んだことを実戦で使うこと自体は良いとは思うのですが、私の場合はまだまだ使えるレベルではなく、その上達できない(実際の対局で使えない)理由は、せっかくプロ棋士さんに詰碁のやり方を教えて頂きながら、詰碁を解く時はあくまでも勉強という姿勢だったことがダメなのではないかと思います。

これ難しいのですが、詰碁も手筋もやる時には、それは実際の対局の一部であり、この結果次第で形勢が大きく変わると思い、実際に目の前に誰か対局をしている人がいて、その人にどうしても勝ちたいとイメージしてやれれば実戦でも使える知識になるのではないかと思うのです。

 

なので、今後は詰碁をやる時も手筋をやる時も、それはA氏(前回の記事で紹介した私のライバル)との対局だとイメージしてやろうと思います。

石を取らずに残す癖を変える

私の場合、シチョウや相手が死にの状態になっていつでも石を取れる際は石をなるべく取らないようにしています。

なぜなら、石を取ればその分一手遅れますよね。

 

なので石を取るよりも先に打ちたい所に打つことを優先するわけです。

 

ですが、私はまだまだそんなことができるほどに上手くありません。

なので、A氏との対局の際もそうなのですが、中盤くらいまではたいてい(前回は序盤からダメでしたが)確実に石を取りながら対局するA氏と逆のタイプの私なので、私が圧倒的に有利な感じで対局が進みます。

 

しかし、中盤以降から私が取らずに残していた相手の石があだとなり、逆に私が石を大量に取られたりして大きく状況が変わります。そこはA氏は流石ですね。私がいつでも取れると思っている石もあきらめることなくずっと逆転を狙って考えているわけですから。

たぶん、囲碁の対局を大局的に見るという点ではA氏のほうが私よりもはるかに優れているのでしょう。

 

そこで、今後は取れる石はすぐに取る、ではなく、石を取るべきタイミングを適切にする練習をすべきだと思っています。

 

いつでも取れる石は取って一手遅れるよりも他を打ったほうが効率が良いというのは間違いないと思いますが、そのまま放置するには、最後まで相手に隙を与えない打ち方ができる必要があり、私にはまだまだ無理な技術なので、それを目指しつつも、いつのタイミングで取るか、それを適切にできるようにしようと思います。

 

まあ、他にも原因はいろいろと思い当たりますが、今後も少しでも上達できるように日々反省と努力をしていきたいと思います。