今回お伝えする内容は私の考えではなく、先日お会いさせて頂いたプロ棋士さんに教えて頂いた内容です。

内容としては前回お伝えした手筋の攻略法の続きですが、手筋を学ぶにあたり、どう考えたら良いかをプロ棋士さんが私にアドバイスして下さった内容ですから、たぶんレベル的に私くらいの初心者の方に役立つ内容だと思われます。

手筋の攻略法その2

そうなんですよ。

もうプロ棋士さんにお会いしてきました!

その時の話はまたあらためてお伝えさせて頂くとして、まずは手筋についてお話をさせて頂きます。

手筋の攻略法その1について

まず前回お伝えした「手筋の攻略法その1」の内容については、プロ棋士さんに「私はこうしています」と伝えたところ「非常に良い」と褒めて頂けました。

なので、私の我流ではなく皆さんにも参考にして頂けるという自信がつきましたし、私自身も「これでいいんだ」という確認になりました。

その点も非常にありがたかったです。

そして、その上で私に足りない部分を2点、プロ棋士さんが補って下さったわけです。

オセロの部分に注目!

これ、プロ棋士さんの言葉そのままです。

 

「オセロの部分に注目!」

 

と言われたんですよ。

もともと「パチンコのような囲碁」という言葉を使ったくらい面白い表現をされる方で、今回も面白い表現ですが(いやいや、オセロじゃなくて囲碁を教えてよ! と言いたくなるような言葉ですね)もちろん囲碁の特に手筋での話です。

手筋の問題は以前にお見せしたようなこんな感じの問題です。

手筋の攻略法その1

もちろん、手筋は石の取り方だけでなく攻め合いなどもありますが、手筋は詰碁と違い多くの場合に、オセロのように黒と白が交わる部分があります。

下の画像で言えば、赤枠で囲んだ部分です。

手筋の攻略法その2

このオセロの最初のところのようになっている部分は、黒か白のいずれかがキリで攻撃を仕掛けた始まりの部分ですから、ここを起点に考えるとわかりやすいことが多いということなのです。

 

言われてみれば確かにその通りですよね。

手筋や詰碁はあくまでも上達のための問題ではあっても、それは必ず実戦を視野に入れていますから、実戦をベースに考えないと上手くいきませんね。

なので、最初のうちはここ(オセロの部分)に注目して、ここからどうなっていって今があるかを考えるとその先になすべきことがわかってくるということです。

白の気持ちになって!

これは要するに「相手の気持ちを想像しなさい!」という意味です。

手筋も詰碁もたいていは黒番で始まりますから自分が黒です。なので、相手の白の気持ちを考えなくてはダメということですね。

 

もちろん手筋の問題では白番の問題もあり、自分が白の場合もありますが、その場合は黒の気持ちになることが大切なわけです。

 

確かに。私がいつも困るのは相手がどう打つかわからないことが多いことです。

そして、特に実際の対局では相手がどう打ちたいかよりも、相手にどう打って欲しいかばかりを考えていました。(そしてたいていは打って欲しいところに打ってもらえないわけですが。笑)

しかし、相手の気持ちがわからないと正解は導き出せませんね。

 

もっとも、私に前回アドバイスをくれた中学1年生の子(初段)が言うには、強い人でも相手のことなど考えない人もいるそうです。

ですが、中1の子もまた相手の気持ちを考えるのを大切にしているということでした。

 

なので、囲碁が強くなってからは各自の自由なのかもしれませんが、少なくとも初心者でしたら(私のような初心者以前ならば尚更)相手の気持ちも考えて自分の手を考える必要があるのでしょうね。

 

以上2点がプロ棋士さんからのアドバイスですから、是非ご参考になさって下さい。