先日囲碁のプロ棋士さんにお会いさせて頂いた際に、プロ棋士さんから13路盤の棋譜を2枚頂きました。

「覚えられなくてもいいから、この通りに打ってごらんなさい」と。

棋譜をプロ棋士さんから頂く

棋譜の通りに打ってみたものの1つが上の画像です。

2つの棋譜に何の意味があるのか?

実は棋譜の通りに打つことに何の意味があるのか? そして、それぞれの棋譜にどのような意味があるのか? なぜ今の私にこの棋譜を下さったのか? それら何も聞いていません。(すみません。時間がなかったんですよ)

 

冒頭で棋譜を2枚と言いましたが、棋譜はA4のコピー用紙で1枚ずつ、一手目から順に1から数字がかかれた石が並んでいて、その順番通りに黒、白と打っていくというものです。

そのような棋譜をA4用紙で2枚、プロ棋士さんに頂きました。

模範棋譜その1

これが模範的な棋譜なのかどうかも聞いてはいないわけですが、それを再現してみました。

その1つ目が以下の棋譜です。

今回はまだ毎度の私のグダグダな解説は入れていません。

単純に1から順に打った様子が再現されているだけです。

模範棋譜その2

2つ目の棋譜も以下に再現してみました。

こちらも同様にただ棋譜を再現しただけです。

入門者や初心者が囲碁で上達するために

囲碁の入門者や初心者が上達するためには、どうしたら良いのか?

これについて、インターネット上で囲碁の先輩方の意見を見ると、以下のように言われている方が多いです。

  1. 対局の実戦経験を積む
  2. 詰碁をやる
  3. 棋譜を並べる

この順番に3つを行うことが重要だと言われる方が多いので、その理由を受け売りですがここでお伝えします。

対局の実戦経験を積む

これは「みんなの囲碁」などのアプリやオンライン囲碁ではなく実際に対人での対局を奨める方が多いです。

それはそうかもしれません。

 

みんなの囲碁は手軽ですが、その分、勝ち負けにはあまり真剣になりにくいです。

 

どちらかというと気軽に囲碁を楽しむためのものですね。

ところが、実際に人と対局した方ならおわかりですよね。

「負けたくない」「恥をかきたくない」という気持ちからか、みんなの囲碁などよりも数段真剣になってしまいます。

 

その真剣さが重要なのだそうです。

 

たしかに、私もプロ棋士さんと対局をした時、そんなのは負けて当然でありながら非常に真剣に対局させて頂きました。(いかに相手がプロでも、ボロボロには負けたくないという気持ちもあったことは確かです)

囲碁に限らず、真剣に集中してやることは上達への道なのでしょうね。

詰碁をやる

これには手筋も含まれると思うのですが、素人が考えただけではわからない打ち方が詰碁などをやることで徐々にわかってきます。

つまり、それが少しずつ知識として自分の中に蓄積されていくことで、やがて知恵となって囲碁が強くなるのでしょう。

棋譜を並べる

これが今回の棋譜のことです。

棋譜は私がプロ棋士さんから頂いたように並べる順番が1から順に番号が記載されているのですが、最初はその順番を探すことでいっぱいいっぱいになってしまいますが、それでも何度も並べるうちに少しずつその意味(棋譜の順番の意味)がわかってくるのだそうです。

 

だとしたら、上の棋譜の再現のように最初から見やすければ、同じように打てば良いわけですから、紙で棋譜を頂くよりも効率よく棋譜並べができるのではないでしょうか?

 

その意味で、上記の棋譜の再現があなたの棋譜並べのお役に立てばと思って今回再現をしてみました。

棋譜並べをしたことが無い方は(実は私も今回が初めてですが)上の棋譜をご参考になさって棋譜並べにチャレンジしてみて下さい。

少しでもお役に立てれば幸いです。

 

ところで、上の棋譜その1と棋譜その2、結果はどちらが勝ったかわかりますか?

棋譜その1は白です。そして棋譜その2は黒です。(いずれもコミ6.5目の状態です)

これは「みんなの囲碁」で並べてみれば地合計算でわかりますし、実際に碁盤に並べてみれば整地して計算すればわかりますが、それをせずにわかるようになることも大事なのかもしれませんね。