昨日2019年9月16日、大阪市の日本棋院関西総本部で仲邑菫(なかむら すみれ)初段の公式戦4戦目がありましたね。

初の七大棋戦の予選で、第59期十段戦予選Cです。

かなり苦戦したようですが、仲邑菫ちゃんの勝利で公式戦3連勝となりました。

仲邑菫初段、七大棋戦で初白星、3連勝!

この写真の盤面を見ると整地までしたようですね。(画像は日刊スポーツサイトより一部を引用)

第59期十段戦予選C仲邑菫初段と古田直義四段の対局の棋譜

今回の対局の棋譜を早速再現してみました。

235手まで、持ち時間の3時間をいっぱいまで使っての対局だったようです。

今までの棋譜と全然違いますね。どちらが勝ったかわからないところは同じですが、投了していないのでほぼ互角だということはわかります。

第59期十段戦予選C仲邑菫初段と古田直義四段の対局の棋譜

私も棋譜を再現するためにこの通り打ってみたのですが、プロの棋譜で棋譜並べをしてもまったくわかりません。

それでもやらないよりはやったほうが多少なりとも役立つのでしょうか。よくわかりません。

今回の仲邑菫初段の対局

今回の対局について詳細な解説が見当たりませんでしたので詳しくはわかりませんが、中盤までは菫ちゃんが劣勢だったようです。

それでも集中力を切らすことなく各自の持ち時間である3時間をフルに使って休憩もはさんでの約8時間もの長丁場だったようですね。

 

報道では相手が初の男性棋士であることを強調していましたが、相手の性別は囲碁では関係ないですよね。

 

私も先月5歳の女の子と真剣に囲碁を打ちましたが、年齢差や性別を関係なく、遊んであげるでもなく、真剣にできるのが囲碁の良いところですから。

 

相手の古田直義棋士は、「今回はいろんな意味でしんどかった。盤面以外のことでも」と感想を言ったとのことですが、「いろんな意味で」というのも多少は想像できますね。

初の男性との対局とか、40歳差とか、報道をキャッチーにするために妙な取り上げ方をされたり、相手が仲邑菫ちゃんなのでマスコミの注目度も高いですし(これは金四段も言われていましたね)、そして長時間の対局。たしかにそれだけでもいろんな意味でしんどいでしょう。お疲れ様です。

 

仲邑菫ちゃんのコメントなどはいろいろなネットニュースで取り上げられていますから、ご覧下さい。

 

仲邑菫(なかむら すみれ)初段の次の公式戦はいつなのか、まだ私は情報を持っていませんが、次回も頑張って欲しいです。

このまま連勝して囲碁の注目度を上げて、囲碁の普及につながるといいですね。