9月16日にみんなの囲碁との対局で、ウッテ返し(打って返し)が綺麗に決まりました。

ウッテ返し(打って返し)とは自分の石を取らせてその直後にそれ以上の相手の石を取る方法です。

ウッテ返し(打って返し)

上の画像で左下の部分(真ん中よりも左側)です。

自分の黒石1子を取られた直後に白石12子を取るという今までにない大きなウッテ返し(打って返し)だったので、ご参考になればと思って棋譜も再現してみました。

こういう言葉は百聞は一見に如かずと言いますか、実際に見たほうがわかりやすいですからね。

9月16日みんなの囲碁との対局の棋譜

みんなの囲碁の棋力は14級です。

たぶん相手が13級では仮に同じ局面になったとしてもウッテ返し(打って返し)になる前に相手が気付いて諦めて他に打っていると思いますから、その意味では結構貴重な経験でした。

こちら(上の棋譜)が実際の棋譜です。私のグダグダ解説も毎度のようについておりますが、パソコンでの閲覧でないと見られません。

 

もっとも私のグダグダ解説は見る価値があるのかどうかも疑問ではあります。

以前にもお伝えした通り、私の解説は私自身が上達するために解説を試みているだけですから。

 

尚、54手目の白と55手目の黒がウッテ返しです。

 

このウッテ返しは決まると凄く嬉しいです。

逆にやられるとショックがかなり大きいですよ。

 

ちなみに以前もお伝えしましたが、前回のA氏との対局では取られる前に私も気付いたので石は取られなかったものの、両ウッテ返しという、とんでもないことをされてしまいました。(汗)

A氏がどこまで狙ったのか不明ですが、A氏のたったの一手であっちもこっちも私が打てばごっそり取られる両ウッテ返しをされてしまいました。

ウッテ返しの実例

上の棋譜でもご覧頂けますが、画像で説明すると以下の通りです。

急所への一手

ここまで周りを黒で囲んだら、私がよほどのミスをしない限り、白は活きられません(2眼作れません)が、一応急所となるここに一手を打って、ウッテ返しの準備完了です。

ここまでの準備段階は棋譜をご覧下さい。

ウッテ返し準備完了

もうこれでウッテ返しの準備は完了です。後は(5,十三)の黒1子を白が取ってくれるのを待つだけです。

そうしたらなぜウッテ返しになるか、おわかりですね。

白が黒石を取りました

白が黒石を取ってくれました。後は今取られた所(もうここは禁じ手ではありません)に黒を打つだけです。

そうするとこうなります。(以下の画像)

ウッテ返しで白石12子を取る

一気に黒が優勢になったのは私のような素人目にも明らかです。これがウッテ返しです。

その後の打ち方に問題が残ります

ここまでは綺麗に決まっていますし、右側の白石もほぼ死んでいますし、黒が圧倒的に有利であることは確かなのですが、だからこそ、もっと積極的に攻められるようになるといいのですが、この後は非常に消極的というか守りに入ってしまいました。

 

それと言うのも、私は後半戦に弱いからです。

 

それがわかった上で堅実に打つことも一つの戦略と言えばそうなのかもしれません。

敵を知り己を知れば百戦危うからずと言いますからね。

しかし、己を知っても、敵が弱くなければ前半戦でこんなふうに圧倒的有利になれませんから、やはり後半戦も強くなる必要があるわけです。

 

それどころか、私はいまだにアタリを見落として、取られた後で「あ~! そこ待ったぁ!」と言いたくなることが結構あります。

まだまだ本当に未熟ですよね。

精進致します。