先日、囲碁を教えて頂く日だったのですが、ついに19路盤デビューをしました。

今までの13路盤から19路盤に変えての対局です。

19路盤デビュー

とは言え、私の棋力ではまだまだ先生に対して9子の置石をしての19路盤ですが。

そしてまだ先生と置石9子で対局というよりはこの状態で19路盤の基本を学ぶために先生が指導碁を打って下さったという感じでした。

19路盤デビューの感想

9月にも個人的に囲碁アプリのみんなの囲碁で19路盤での対局をしたことをお伝えしましたが、その際には19路盤が途方もなく広く感じました。

しかし、今回は置石が9子もありますし、その上で全体を見ての(他の石との兼ね合いも考えての)打ち方を先生が実技指導して下さる(指導碁と言うのでしょうか)感じだったため、それほどに広さを感じませんでした。

もちろん最後のヨセまでしっかり打ったわけではなく、混戦もないため余計に広さを感じなくて済んだのだとは思います。

19路盤で指導して頂いている様子

上の画像(指導の途中の画像です)の通り、先生が打った手に対してどうすべきかを教えて頂いた囲碁です。

とても勉強になりました! (というつもりです。 本当に私の実になったかどうかは私次第なので)

13路盤から19路盤へステップアップする時期はいつなのか?

実はこれ私が気になっていたことです。

13路盤のほうが短時間で気軽に楽しめますが、囲碁を続ける以上いつかは19路盤にステップアップしたいとは思っていましたし、初段を目指すと決めて必ず19路盤で打たなければとも思いましたが、いったいどのタイミングで19路盤にステップアップしたら良いのでしょうか。

 

なのでインターネットで調べてみるといろいろな方が意見を述べられていますが、答えが見つかりません。

なぜならご意見がまったく違うからです。

 

多少の違いであれば意見の相違ということで自分が納得できるほうを選択すれば良いのかもしれませんが、ある人は9路盤や13路盤はあくまで入門用で少しでも早く19路盤で打つべし! という意見ですし、またある人は13路盤でじっくり基本をマスターしてから19路盤で良いので焦る必要はない、という意見もあるからです。

中には「9路盤や13路盤で長い期間打つことは百害あって一利なし」と言われる方もいらっしゃるほどです。

 

私が囲碁を始めてまもなく5ヶ月になりますが、そんなに何か月も9路盤から始まって13路盤を打っているなんて無駄ということになりますね。

しかし、私の教えて下さっている先生がそんな無駄なことをさせるとは思いないので、先生は無駄とは思っていないとは思ったのですが、先日の機会にこの件を先生に聞いてみました。

 

すると先生も13路盤は無駄ではなく勉強になるというご意見のようで、19路盤へのステップアップは自分が13路盤に慣れたとか19路盤で打ちたいと思った時で良いとのアドバイスを頂きました。

 

まあ、私がそんなことを聞いたものですから19路盤で打つこととなったわけで、もしかしたら先生の中では私はまだ19路盤デビューは少し早かったのかもしれません。

また、囲碁に関しては先生の意見が正解というわけでもないようです。

考え方はいろいろ、それぞれの目的に合わせて、そして適性に合わせて良いと思われるものを選択していけば良いようですね。もっともそれが一番難しいのですが、そうでないと今の学校教育のように型にはまった人しか育たなくなりかねませんからね。(今の学校教育でも優秀な方が排出されるように、型にはめようとしても優秀な一部の方は特別な存在としてプロ棋士になられるのかもしれませんが)

A氏も19路盤デビュー

この日、A氏は少し後から参加されて、その際に私が19路盤で打っていたため、A氏も19路盤デビューをすることとなりました。

しかし、私のほうが随分と対局が進んでいましたし、初めての19路盤だったため、A氏の対局相手は先生ではなく、私と同じく置石9子での対局ではありましたが初段の方との対局となりました。

 

A氏のほうは私のような基礎の基礎のような対局ではなく、まるでふつうに対局をしているかのような指導碁でしたから、最後のヨセまできっちりとやるところまで打っていました。

指導碁ということもあって置石が9子ですし、私が指導を終えた時にはもうじきA氏も対局を終えるところだったのですが、見た限り、素人の私から見ても圧倒的に黒が優位、つまりA氏の勝ちは確実に思えました。

 

ところが!

 

初段の方がこんなことを言い始めたのです。

「爆弾を2つ仕掛けようと思ったんだけど1つは失敗。でも、1つはもう次の一手で爆発が始まるよ」

と。

 

そして次の一手は白番です。

 

え? なんで?

こんなに大差があって何ができるの?

 

ということでしばしの間、シンキングタイムとなりました。

写真を撮るのも忘れて考えていたので、撮影したのは答えにあたる部分で碁盤全体ではないですが、このどこに白が打てばどうなるか、おわかりでしょうか?

19路盤での最後の爆弾!?

上の画像ではわかりにくいですが、この状態で盤面全体を見るといまだ圧倒的に黒が有利な状態です。

 

いや~、わかった時には本当にビックリでした。

初段になるとこんなことまで出来るのかと、ますます初段を目指したいと思わせて頂きました。

 

もちろん、初段と言ってもいろいろな方がいらっしゃるようですから、誰でもできるわけではなく、今回の方だからこそできたのかもしれませんが、本当に良いものを見せて頂きました。

初段の方はまだ中学1年生ですが、今までもそしてこれからも私の目指す目標となっている方です。

 

たぶん、A氏や私に見せるために頑張って下さったのだと思います。

 

結果、黒番のA氏の圧勝と思えたこの対局が一気に白の大逆転となったわけですが、答えはわかりましたか?

答えは次回お伝えしたいと思いますので、考えてみて下さい。

上級者の方々はこの画像では全体が写っていないため、すぐにわかってしまうとは思いますが。

 

しかし、これが本気の対局で、対等の棋力の方に最後になってコレをやられたら、しばらくの間は立ち直れそうにないくらいにインパクトがありますね。