前回の対局では私が勝ち、3勝2敗と勝ち越しの状態で迎えたA氏との対局の6戦目を行いました。
A氏との対局はとにかく楽しいんですよね。
しかし、今回もそれだけでなく私は白番です。私が勝てば初の白番での勝ちで完全な勝ち越し。
A氏が勝てばまた五分に戻るという大事な対局です。
もっとも「大事な対局」と言っても勝ち越ししたから、負けたからと言って昇級も大会への出場なども何もかかっていないのですが、お互いに妙に勝敗を意識しているだけです(あ、もしかしたら私だけかも? 笑)けどね。
毎度のことながら、すぐにこのような局地戦になってしまうのがA氏との対局です。
今回は序盤から・・・・・・
実は今回の対局、私は序盤から手痛いミスをしてしまいました。
白番ということもあり、何とか早く有利な状況にしたいと焦ったこともありますが、まあ、要するに、私のうっかりミスです。
上の画像の左下あたりの白3子を取られてしまった後です。(4,十)から右に3つ取られてしまってここで私の作戦が大きく狂います。
上下の石が完全に分断されてしまいましたからね。
そしてさらに事態は悪化の一途をたどります。
先ほどまであったはずの真ん中より少し左側の上のほうの白石が大量になくなっていますね。
これもなんでこんなところの石をいとも簡単に取られてしまったのかと言えば、なんとか活路を見出そうと自分の手に集中するあまりA氏の動きがまるで把握できず、A氏(黒)圧倒的有利の状態で中盤へと進みます。
後半に弱い私はと言えば
そうなのですよ。
私はいつも後半戦に弱いのです。
なので、たいていは負ける場合も序盤戦は私が比較的優位に進めていることが多いのです。
ところが、今回の対局では序盤戦から圧倒的に不利!
もう中盤戦以降は勝ち目が見えて来ません。
それでもなんとか黒が布石を置いていた右上は小さいながらも陣地を取り、黒陣地だった右上もなんとか陣地を作ろうと、勝てないまでも善戦を狙ったわけです。
ところが!
急所と思われるところも抑え、左上の黒石6子を殺して陣地にしようとやっきになった私は、いつもの後半戦と同様に後半戦になってもいつも通りの手痛いミスをしてしまいこうなってしまいました。(以下の画像)
あー!! 逆に大きく取られてしまった!
A氏のこぼれそうなほどの大量のアゲハマが今回の対局の悲惨さを物語っています。
そんなわけで、今回はA氏の勝利は勝率は3勝3敗の五分に戻りました。
しかし、今回は負け方が良くないですね。次回の対局が心配です。
そもそも私は序盤でリードして後半戦でも差を詰められてしまったり逆転されるタイプなので、それをなんとかしなくてはならないのはもちろんのこと、それがわかっているならば序盤でのミスやリードを許すことは厳禁ですよね。
今回整地の写真を撮り忘れたので、正確な目数は覚えていませんが、A氏(黒)32目ほど、私(白)はマイナス23目ほどで50目以上の負けでした。惨敗です。
次回またA氏と対局する機会があれば今度は私が黒番です。
今回の教訓を活かして善戦できるように努力します。
いや~、白番でA氏に勝利しようなんて甘い妄想でした。(汗)