置き碁とは、棋力に差がある場合に、弱い人はあらかじめいくつか石を置いた状態から始める囲碁のハンディキャップ戦のことですね。
囲碁のルールを覚えたばかりの方や、囲碁のルールがまだいまひとつ理解できていない方でも置き碁であれば勝てる可能性もあり、打ちながらルールも理解できるため、以前の記事でみんなの囲碁での9路盤で相手は14級、置石5子の対局をおすすめしました。
そして、実は昨日、私が囲碁を教えて頂く日だったのですが、先生が「そろそろ置き碁をやってもいいくらいでしょう」と言われて、13路盤での置き碁をすることとなりました。
13路盤で置石4子、先生との対局です。
13路盤になると置石4子でも難しいけど
9路盤と違い、13路盤では置石が星の位置に4子ですし、9路盤よりも随分大きいですからこれほどのハンデをもらっても随分と難しかったです。
結果は、置石4子では若干ですが私の勝ち、置石3子では若干の差で先生の勝ちでした。
実はこの先生、プロ棋士さんも認める教え方の上手な先生なのです。
教え方が非常に懇切丁寧でわかりやすいことはもちろんのこと、褒め上手なんですよ。
ふつうに打てば「いいですねえ! いや~上手になりましたね~!」と褒め、悪手であったとしても、「う~ん、そこもいいですけど、こちらに打てばこんなに良かったですよ」と頭ごなしに否定しません。
人間、私くらいの年齢になると逆に大人げなくなり、頭ごなしに否定されることを好みません。
そしてこの先生が凄いのは褒め方だけでなく、巧みにアメと鞭を使い分けるんです。
ある時は全力で(のように見えるだけでたぶんそれでも力を抜いていると思いますが)勝ちにきて、己の無力さを思い知らされたかと思えば、昨日のように褒めて、私にわからない程度に力を抜いて勝たせてくれて気分良くさせてくれるわけですよ。
昨日も言いましたが、いくらど素人でも負けてばかりでは凹みますからね。
そこを臨機応変に絶妙に使い分けて「もっと囲碁を頑張ろう!」という気持ちにさせてくれます。
さらに、プロ棋士さんが認める先生なので、たぶん教え方の手順も良いのだと思います。
その先生が私に対してこの時期に13路盤での置き碁をやらせるということは、今の私にはそれが必要なのでしょう。
ここまで言えば昨日の記事「ふと思ったこと」をお読み下さった方ならば、私の言いたいことはおわかりですね。
みんなの囲碁での置き碁のススメ!
昨日、みんなの囲碁の棋力を上げたほうが良いかと悩み、それではどこまで上げれば良いのかわからず迷っていましたが、私と同じ程度の方であれば、みんなの囲碁の13路盤で置石4子から始めて、相手のコンピューターの棋力は初段以上で良いのではないかと思います。これが昨日私が迷っていたことの答えではないでしょうか。
ためしに置石3子で相手を3段(みんなの囲碁の相手としては最高レベル)で対局してみましたが、勝てないまでも僅差での負けでした。
置石を2子まで減らすとまだまだまるで勝てそうな気がしませんが、置石3子までなら相手が3段でも惜しいところまで行けます。
もっとも、このまま惜しい勝負を続けて勝てるようになるのかどうかはまだわかりませんし、まったく勝てないままなら相手の棋力を下げる必要があるかもしれませんが、少なくとも、相手のミスありきの囲碁ではなく、シビアな状況で練習ができますよね。
なので、しばらくはこの練習をしつつ、相手の棋力の適正な段位を見極めようと思います。
たぶん、これ(置き碁)の13路盤である程度の成果がでたら、いよいよ19路盤デビューになるのでしょうね。
たったの1日ですが成果はいかに?
昨日は先生と2局の対局をして、みんなの囲碁の置石4子と3子で相手を3段で対局しただけですが、その後は、いままで13級にさえ歯が立たなかった私が10級を相手に(置石無し)以下の結果でした。
さすがに10級ですから圧勝とまではいかなくても、差は以下の通りです。
なんとも凄く嬉しいです。
ですので、しばらく13路盤での置き碁で練習をしてみようと思っています。(相手の棋力をどうするかは未定ですが)
この練習方法が役立ちそうと思われた方は、是非チャレンジしてみて下さい。